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こんにちは。

今日はピスフォスフォネート製剤と歯科治療についてお話をします。

ビスフォスフォネート製剤の適応症

1.種々な悪性腫瘍:骨転移による骨吸収を抑制 高カルシウム血症の改善

2.骨粗しょう症

3.Paget病

生物学的作用

骨吸収を抑制することにより、骨代謝回転や骨新生を抑制することであり、血清中のカルシウム濃度を減少させます。ピスフォスフォネート製剤が注射または内服により身体に入ると、速やかにすべての骨表面上のミネラル結晶に沈着します。何度も投与されると、骨の中へと集積していきます。

正常な骨の再生サイクルでは、破骨細胞が骨の表面に付き、塩酸を分泌し骨の吸収を開始します。骨の無機気質を脱ミネラル化し、有機成分の分解を引き起こします。この現象が起きると、骨芽細胞が分化し、新しい骨の形成を刺激します。さらに分化した骨芽細胞は成熟した骨細胞となり、骨をミネラル化して成熟した骨を形成します。

古くなった骨の除去とそれに続く新しい骨の形成は、破骨細胞の骨吸収なしには起こりません。破骨細胞と骨芽細胞は相互に依存しながら生体での役割を果たしているからです。

ピスフォスフォネート製剤を含む骨の表面についた破骨細胞は、ピスフォスフォネート製剤を取りこんでしまい、細胞は死んでしまいます。その結果、古い骨は除去されず、新しい骨は形成されなくなります。古い骨の中にある骨細胞は寿命を迎え、死んでしまい、後には死んだ骨が取り残されます。死んでしまった骨の上にある粘膜は血液の供給を断たれ、死んで取れてしまい、骨は露出することになります。症状が進むと、痛みが出たり、骨折したりします。

ピスフォスフォネート製剤と歯科治療

歯科治療の中で、抜歯やインプラント埋入術といった、骨の吸収形成を必要とするものがあります。ピスフォスフォネート製剤を使っていた患者さんが、顎の骨が死んでしまったという報告がされたのは、2002年のことです。その後2003年に、ピスフォスフォネート製剤の副作用が、医学的な警告として報告されました。

数ある骨の中でなぜ顎の骨に副作用が多いのでしょうか。それは骨の吸収形成という再生サイクル速度が、歯を支えている歯槽骨は足の脛骨の10倍と非常に速いからです。その結果、歯槽骨はピスフォスフォネート製剤をより多く取り込み、高濃度に蓄積します。

さらにピスフォスフォネート製剤は使用を中止したあとも長く骨に蓄積し続け、薬によっては10年以上になります。ピスフォスフォネート製剤を使うことになったらまず歯科を受診し、抜歯しなければならない歯は抜いてしまってから使いはじめることをお勧めいたします。また、使用後に受診する際には、必ず使っていたことを主治医に伝えましょう。抜歯やインプラント処置などは禁忌;絶対にしてはいけません。さらに虫歯や歯周病が進んで抜歯にならないように、早めの虫歯治療と歯石除去などのクリーニングを定期的にしましょう。

参考文献 顎骨壊死を誘発するピスフォスフォネート 経口薬あるいは静注薬 クインテッセンス出版株式会社 

Robert E.Marx,DDS 著  日本口腔外科学会翻訳・校閲

立石さんお誕生日23.5.JPGのサムネール画像

 

先日お誕生日を迎えたスタッフのお誕生会をしました。いつも笑顔で黙々と仕事をこなす有能なスタッフです。これからも一緒に楽しく診療をしましょうね!

歯周病と動脈硬化の関係

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以前より歯周病菌が肺炎を起こしたり、全身的にさまざまな悪さをすることがわかっていました。このたび、新潟大学歯学部歯周病学講座;山崎和久教授の研究グループが、歯周病菌と動脈硬化の関係を遺伝子レベルで証明に成功しました(2011年5月20日   提供:毎日新聞社【畠山哲郎さん】 )。

山崎教授らは実験用マウスに週2回、歯周病菌を投与しました。一定期間経過後に肝臓や血管の組織を調べたところ、動脈硬化のリスクを減らす善玉コレステロールを生み出す遺伝子の発現量が低下していたことが判明しました。

また、動脈硬化を起こしているマウスへ同様に菌の投与を約5カ月間行い、動脈の内側を調べたところ、菌を与えていないマウスでは病変の面積が6%だったのに対し、投与したものでは45%に拡大したそうです。

山崎教授は「歯周病が動脈硬化を悪化させることはこれまでも統計調査などで明らかになっているが、遺伝子レベルで証明したのは世界初。歯周病の予防や治療で動脈硬化の発症が抑えられ、医療費の抑制にも結びつく」と話していらっしゃいます。 この研究は19日(日本時間20日)の米科学誌プロスワン電子版に発表されました。

初期の歯周病はほとんど自覚症状がでないため、ご自分では見落としがちです。進んでしまう前に予防することが大切です。定期的な健診、メインテナンスをお勧めいたします。

マンゴー1.JPGマンゴー2.JPG

 写真は以前勤務していた医院で一緒に働いていた先生からいただいたマンゴーです。今が旬で、お菓子のように甘くとけるようにやわらかく、とても美味しくスタッフといただきました。

 

A先生、いつもありがとうございます。本当に美味しく、一口食べてみんなで驚嘆!食べ終わった後も、風味を味わうためにしばらく口に何も入れずにいました。

先日、札幌でお世話になっていた感染廃棄物の会社の方が当院を訪ねてくれました。離れても気にかけてくれたり、来てくださったりすると人と人とのつながりの深さ、大切さを改めて感じます。助けていただいている周りのすべての方々に感謝し、その気持ちに応えるためにも一生懸命診療して恩返ししなければと思います。

こんにちは。横浜は久しぶりの青空になりましたsun 当院の診療室は全面窓に面しているので、明るい春の日差しがたくさん入っています。

以前より奥歯には変色しない白い詰め物を採用しておりました。歯の型をとり、後日接着するタイプのものです。グラディア、シンフォニー、e-max、セラミックを使用しています。

このたび、前歯の部分的な詰め物にも変色しないグラディアダイレクトを取り入れました。従来の保険適用の部分的な白い詰め物は、約2年くらいで変色します(食べ物の摂取量、種類により個人差があります)。グラディアは変色がなく、天然歯(ご自分の歯)の色調・透明感を再現することができます。

グラディアの特徴

1.高い粘靭性と強度があります:MFRハイブリッドタイプのフィラー表面活性技術により実現しました

2.天然歯に近い色調・透明感を再現できます:全27色を3層に分けて盛り上げることで個々の歯の色調に合わせることができます

3.歯の削る量を最小限にできる:全体的に削らなくても部分的に詰めることが可能です(かみ合わせや形態により不適応症例があります)

4.来院したその日に詰め物が完成します:歯の型をとる必要がないため、1回で治療が完了します

5.保険適応外です:詰める量、部分によりお値段が変わります(10500円~)

お茶をよく飲まれる方、おタバコを吸われる方にも好評です。お気軽にご相談くださいね。

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