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ポプラブログ

こんにちは。

白いかぶせものの一つでジルコニア(白い人工ダイヤモンド;酸化ジルコニウムのこと)に新しい種類ができました。フルジルコニアML(マルチレイヤー)です。

従来のジルコニアは強度は高いものの、透明感に欠け、マットな色調でした。そのため当院では審美性を求める部位には使用せず、部分的なブリッヂにのみ取り入れていました。

この度、東ソー社で新規開発された高透光性ジルコニア素材は、より天然歯質に近似した色合いになっています。色(シェード)はA系(日本人に多い赤系)で、全体的なかぶせものが適応症例です。

利点

1.金属を使用しないので金属アレルギー、歯肉の黒ずみがありません

2.メタルボンド(金属の裏打ちがあるセラミック)より歯を削る量が少なくすみます

3.強度が高い

4.最もプラーク(歯垢)が付着しにくい材料です

 

3の強度について

噛み合う相手方(下の歯に入れるのであれば上の歯)が何か、食いしばりや歯ぎしりの癖の有無、歯並び、咬合力などで適応症かどうかを検討します。

強度は

保険内のCAD/CAM冠(GCセラスマート)240MPa

エナメル質(天然歯)200~442MPa

e-max(オールセラミック)400MPa

メタルボンド(金属の裏打ちがあるセラミック)のセラミック部分80~120MPa

フルジルコニアML840MPa

フルジルコニア(従来型) 1300MPa

です。

4のプラークについて

金属は唾液に流出した金属イオンの電位差によりプラークを引き寄せる性質を持っています。メタルが無いと金属イオン自体が無いのでプラークを引き寄せるということはありません。セラミックの場合はさらに付着しにくい特徴を持っているので、虫歯になりにくくなります。

説明後よく話し合ってどの素材が一番よいのか一緒に考えていきます。ご相談ください。

 

 

 

 

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