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顎(あご)が外れるのは?

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こんにちは。寒い日が続いています。先日患者さんから「先生は(北海道出身だから)寒いのは大丈夫でしょう?」と声をかけていただきました。実は寒さには弱く暑さには強いので、ヒートテックを着込んでおります。皆様はどのように防寒されていますか?

本日は毎日新聞社さんの記事をご紹介いたします(2014年2月5日配信)。

「顎がよく外れます」というご相談です。

 耳の穴の少し前に、頭や顔の骨と下あごをつないでいる顎(がく)関節があります。普段は正常に機能していますが、歯科治療やあくび等で極端に大きく口を開けた時、関節が外れることがあります。これを顎関節脱臼と言います。「あごが外れた」状態のことです。左右両側で起こる時、片側だけで起こる時もあります。症状は、関節部の痛み、脱臼した側の顎関節部の陥没、口が閉じにくいためだ液が漏れ出る等があります。

 原因は、関節部の骨の形の凹部や凸部が平坦になったこと、関節周囲の靱帯(じんたい)や腱(けん)が伸びたこと、かむ時に使う筋肉が疲労し、口を開けた時に前下方に移動した下あごを後方に引きもどす筋力が低下したなどが考えられます。また、多数の歯を短期間で失うなど、口の中の急な環境変化によっておきる可能性があります。加えて、顎関節脱臼を繰り返しおこし、外れることが癖になり、あくびの毎に顎関節が外れるような状態を習慣性顎関節脱臼と言います。数回の脱臼を繰り返した後、ついにあごが戻らなくなり、症状が重篤になってから歯科医院を訪れる方もいらっしゃいます。

 治療は症状の確認とX線検査の後、外れた関節を元の位置に戻す処置をします。脱臼発生後からの時間経過が短いほど元の位置に戻しやすいです。再脱臼防止の固定を行い、運動の制限を指示し、数日間経過観察します。しかし、発生後長時間が経過した場合は、関節構造が変化し、元の位置に戻すことが困難となり、手術をしなければならないことがあります。また、習慣性顎関節脱臼の治療にも手術が必要になることもあります。手術が必要となった時は、CT検査などが追加されることもあります。症状に気づいたら、早急に歯科医院の診察を受けましょう。(府歯科医師会学術部)

 

上記記事のように、お口が閉じなくなる状態を「脱臼」といいます。外れた関節を戻すことは歯科医師であれば比較的容易です。ご自分でも器用に戻せる方もいらっしゃいます。お一人で過ごしている時に脱臼してしまうとお話ができなくなり、助けを呼ぼうにも電話もできなくなってしまいます。一度経験をなさったら、大きくお口を開けるのを避ける工夫をすると良いでしょう。それでも何度も繰り返す;習慣性顎関節脱臼になってしまったら脱臼しにくくする手術がありますので、ご相談ください。

また顎関節の上あごと下あごの間にある関節円板がずれていて、口を開け閉めする際にカクカク、コキッと音がする方も大勢いらっしゃいます。音が鳴ると「顎が外れたのでは?」と心配になることがあります。お口を閉じることができるのであればそれは脱臼ではありませんのでご安心ください。

こんにちは。今日は顎関節症のレントゲン写真についてです。

顎関節症の患者さんのために、レントゲン写真を撮影しております。

どのくらい顎の骨が動いているか、骨に異常がないかどうかなどを診断することができます。人間の顎は下顎の骨が回転しながら前方へ滑走していきます。顎関節症になると滑走量が少なくなったり、回転のみになったりし、お口の開く量が減ってしまうことがあります。レントゲン写真を撮ると動きがよくわかります(写真左;お口を最大に開いた状態 右;お口を閉じている状態)。

最近お口が開きにくいなどの症状があれば治療が必要になることがあります顎関節写真.JPG。ご相談に来てくださいね。

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