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歯周病と糖尿病のかかわりについて

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歯周病と糖尿病には密接なかかわりがあります。

2型糖尿病の原因の一つとして

脂質をたくさんため込んで大型化した脂肪細胞→慢性的な炎症を引き起こす

→炎症細胞から分泌される炎症性サイトカインインスリン抵抗性を増大→血糖値を上昇させる

と考えられています。

歯周病

歯周組織で嫌気性細菌を主とした感染が起こる→免疫細胞から炎症性サイトカインが分泌

→血流に乗って全身に播種→インスリン抵抗性を増大させる

上記のように、脂肪組織で起こった炎症と歯周組織で起こった炎症はいずれも、炎症性サイトカインを通じてインスリン抵抗性を増大させます。その結果、血糖値を上昇させるという同じ病態が基となっているのです。

現在日本糖尿病学会も、歯周病との関係について言及しています。学会HPに掲載されている、糖尿病診療ガイドライン2016 ( 南江堂 ホームページ)の中にも、「糖尿病と歯周病」という項目があります。当院では定期健診やクリーニングにいらした患者さんで、糖尿病の項目に○を付けた方には必ずHbA1cの値を聞いています。治療を受けていない方には内科受診を勧めます。まだ研究の余地がございますが、どちらの病気もご自分と医療従事者できちんと管理していくことが重要です。ご参考になれば幸いです。

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