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こんな時期に歯科治療?

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新型コロナウイルス感染症の拡大が続き、不安な日々が続いています。New York Times誌による歯科医院は感染のリスクが高いという報道や唾液中にウイルスが多数存在していることが明らかになり、歯科治療すると感染するのではないかと心配されている方も多いかと思います。ところが実際には歯科治療で新型コロナウイルスに感染したという報告は現在のところありません。当院では治療前には患者さんに薬液による洗口をお願いしています。エアゾルを生ずるような治療の際には注水による唾液は希釈され、口腔内バキュームによる吸引されます。発生したエアゾルは口腔外バキュームを用いた吸引しています。また、予約人数制限などによりいわゆる「3密」を避け、24時間自動換気に加えてドアや窓を定期的に解放しています。治療中はスタッフがマスクに加えてフェースシールドを着用して広義のソーシャルディスタンスの確保に努めています。

歯周病のメンテナンスを定期的に行っている患者さんが治療を中止して重症化すると口腔内細菌やその毒素が上皮を破壊して細菌が血管の中に侵入します。その結果、細菌が全身を巡り、動脈硬化、心血管疾患、脳血管疾患や糖尿病などの原因となることが知られています。高齢者ではお口の衛生状態の悪化により誤嚥性肺炎の発症を招く可能性もあります。

さらに細菌やその毒素が血液中に存在している状態で新型コロナウイルスに感染するとサイトカインストーム(免疫暴走)を生じ、重症化する危険性があります。

歯科治療は「不要不急の案件ではない」と思います。治療の必要性や通院回数など不安なことがありましたら歯科医師やスタッフまでご相談ください(出山義昭記)。

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