ホワイトスポット治療
~ むし歯の初期段階の場合 ~
ホワイトスポットになる主な原因
ホワイトスポットになる主な原因は「むし歯の初期段階」と「エナメル質形成不全」です。
むし歯の初期段階は、歯のエナメル質の表面が脱灰されることにより白く濁っているため、icon治療が有効です。
エナメル質形成不全とは
エナメル質形成不全は、歯ができる時に何らかの原因により、エナメル質が完全に作られない病気です(むし歯ではありません)。
生えたばかりでも白~黄色に見てとれ、むし歯の初期段階と異なり健全なエナメル質との境目がはっきりしていることが特徴です。
icon(アイコン)とは
「icon(アイコン)」:削らずに初期脱灰部(ホワイトスポット)に詰める材料です。
磨き残しなどにより酸性状態が続くと、歯のエナメル質が脱灰:ミネラル成分の溶出が始まります。初期は歯の表面が白濁するホワイトスポットとして見てとれます。その状態が続くとむし歯へと進行します。
ホワイトスポットのミネラル成分溶出はごく表層にとどまっており、その部分をそれ以上進まないようにするため、予防的に詰める材料が icon(アイコン) です。
icon治療方法
- 脱灰部分を薬液で取り除き、水洗、乾燥させる
- アイコンドライを塗布しさらに乾燥させる
- レジン「アイコン」を塗布し3分間浸透させる
- 光で重合硬化させる
- もう一度レジン「アイコン」を塗布し1分間浸透させる
- 光で重合硬化させる
ご自分の歯を削ることなく、ホワイトスポットのみを除去してコーティングするので安心です。
※むし歯になってしまった箇所と咬む面には施行できません。
治療は保険適用外で、1か所¥20,000(税込¥22,000)~です。
icon治療をお考えの方へ
icon治療ではエナメル質形成不全部を全て取り除くことが難しく、審美的な美しさを重視するのであれば従来のレジン充填をお勧めします。治療をしないのであれば健康な歯よりむし歯になりやすいため、フッ化物塗布をするとよいでしょう。
ホワイトスポットが「むし歯の初期段階」と「エナメル質形成不全」のどちらかの診断、予防法、治療法のご提案もしております。ご気軽にご相談ください。