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歯周病予防・治療について

アイコンとは?

初期脱灰部;ホワイトスポットに対するレジン充填剤です。

磨き残しなどにより酸性状態が続くと、歯の表面をコーティングしているエナメル質が脱灰;ミネラル成分の溶出が始まります。初期は歯の表面が白濁するホワイトスポットとして見てとれます。その状態が続くと虫歯へと進行します。

ホワイトスポットのミネラル成分溶出はごく表層にとどまっており、その部分をそれ以上進まないようにするため、予防的に詰める材料がアイコンです。

特徴

  1. 歯を削らない;初期脱灰部(白濁;ホワイトスポット)の部分に塩酸15%を含むアイコン・エッチを塗ってその部分のみ除去しますので、歯はほとんど削りません。
  2. 痛みを伴わない;歯をほとんど削らないため、麻酔をする必要がなく、痛みもほとんど伴いません。
  3. 歯を強化する効果がある;歯の表面のエナメル質にアイコン・インフィルトラント(プラスチック樹脂)を浸潤させるため、歯のミネラル成分が溶出するのを防止します。またエナメル質を補強し酸をブロックするため、ホワイトスポットの再発防止になります。

治療方法

1.脱灰部分を薬液で取り除き、水洗、乾燥させる

2.アイコンドライを塗布しさらに乾燥させる

3.レジン「アイコン」を塗布し3分間浸透させる

4.光で重合硬化させる

5.もう一度レジン「アイコン」を塗布し1分間浸透させる

6.光で重合硬化させる

治療時間

ホワイトスポットの深さや大きさにもよりますが、30分程度で終わります。歯の本数が多い場合は時間がかかる場合があります。また、深い時には薬液をさらに塗布する場合もございます。

色調

表面のホワイトスポットを除去するため、健康なエナメル質とは厚みが変わってきます。浸透させるアイコン自体は透明ですので、ご自分の歯の色がそのまま透けて見えます。多少色調が異なって見えますが、気にならない方がほとんどです。アイコンは変色はせず、おタバコのヤニや茶渋などもつきにくい素材です。

治療費

保険外で、1か所10000円(消費税別)~です。

以上のようにご自分の歯を削ることなく、ホワイトスポットのみを除去してコーティングするので安心です。虫歯になってしまった箇所と咬む面には施行できませんのでご注意ください。適応症かどうかはご来院の上ご相談してください。

共同通信社平成25年 6月3日(月) 配信の記事をご紹介します。

 名古屋市立大大学院の道川誠(みちかわ・まこと)教授(生化学)の研究チームが、歯周病が認知症の一種、アルツハイマー病を悪化させることをマウスの実験で明らかにし、日本歯周病学会で発表しました。

 道川教授によると、これまで歯周病とアルツハイマー病の関係は科学的に研究されておらず、「歯周病治療で、認知症の進行を遅らせられる可能性が出てきた」としています。

 同大学院と国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)、愛知学院大(同県日進市)の研究チームは、人工的にアルツハイマー病に罹患(りかん)させたマウスを用意。2グループに分けて、一方だけを歯周病菌に感染させました。

 これらのマウスを箱に入れて球や三角すいの物体を二つ見せた後、うち一つを置き換えて反応を調べると、歯周病のないマウスは新しく置いた物体へ頻繁に近づきますが、歯周病を併発したマウスは反応が変わりませんでした。道川教授によると、認知機能が低下し、最初に見た物体の形を忘れているため、新しい物体に興味を示さなかったといいます。

 実験後にマウスの脳を調べると、歯周病菌に感染してからの約4カ月間で、記憶をつかさどる海馬にアルツハイマー病の原因となるタンパク質(後述)が沈着し、歯周病のマウスの方が面積で約2.5倍、量で約1.5倍に増加。歯周病が引き起こした炎症が脳に伝わり、アルツハイマー病を悪化させたとみられます。

 道川教授は「アルツハイマー病には根本的な治療法がない。歯周病を治すことで認知症を抑制できれば、より経済的で容易な治療となるだろう」と話しています。(共同通信社配信)

 記事の中のアルツハイマー病の原因となるタンパク質とは、「タウタンパク質」で神経軸策内の分子量5~7万の微小管結合タンパク質のことです。微小管は細胞の骨格を作り、細胞の中のタンパク質の動きに関わっています。アルツハイマー病などでは、異常にリン酸化されたタウタンパク質の蓄積が認められており、微小管から離れてタウタンパク質同士で結合し、神経原線維変化を生じると考えられています。

 記事によると、歯周病菌によりタウタンパク質の海馬への沈着が面積で約2.5倍、量で約1.5倍に増加したとのことです。歯周病は重度にならないと痛みを伴わないため軽く考えがちですが、アルツハイマー病を始め他の疾患との関連性もすでに解っています。定期的なクリーニングをすることにより歯周病菌を減らしていきましょう。

先日、長期間ブラッシングができない環境が続くと肺炎になりやすいと報道されていました。

口の中の細菌が肺炎の原因になることが最近の研究でわかってきました。65歳以上の高齢者の死因の6割以上を占める肺炎のうち、主な原因となっているのが、唾液や飲食物が誤って気道に入ってしまう「誤嚥;ごえん」です。

歯と歯茎の境目;歯周ポケットに食べかすがたまるとそれを餌に細菌が増殖します。細菌が作る毒素により歯茎に炎症;出血、腫れ、痛みなどがおこります。歯周病が進行するとさらに歯周ポケットが深くなり、食べ物がたまりやすく細菌が繁殖しやすい環境になります。お口の中の細菌の量が多くなると、誤嚥により気道に入る細菌の量が増える可能性が高くなります。その結果、肺に歯周病菌が入り込み、肺炎;誤嚥性肺炎を引き起こすと考えられています。高齢者は体の防御反射;咳やむせるなどの動作がおこりにくく、誤嚥したことを周りの人が気づきにくくなっています。肺炎の症状が出てはじめて気づくことも多々あります。ですから、誤嚥が起こると想定し、お口の中の細菌量を減らすことが重要になります。

歯磨きができない環境が続く時には、こまめにうがいをする、誤嚥しないように少しの量をゆっくり咬んで食べるなどの工夫をすると良いでしょう。ご自分で歯磨きができない場合には、周りの人がお口のケアをすることが大切です。例え、食べ物を口から摂っていない場合でも、お口の中の細菌は増えます。歯と歯茎のお掃除をすることをお勧めいたします。

 

歯周病は歯周組織の破壊によりおこります。

●具体的には?
  ・歯ぐきから出血する
  ・歯が動揺する
  ・歯ぐきが腫れる

などの症状が出ます。

●どうして歯周病になるの?
原因はプラーク;歯垢です
健康な歯ぐきはコラーゲン線維が多く、炎症細胞はあまりありません。
プラークと近接しているところに炎症が起きます。
 →歯ぐきのコラーゲン線維が少なくなっていき、炎症細胞が増えていきます
 →骨が減少していきます

●歯周病を治すにはどうしたらいいの?
 →歯周ポケットのプラーク、歯石を除去するのが一番です。
しかし、頑張って磨いても歯周病が進んでしまう方がいます。
それは歯周病菌の数が多いからと考えられています。
当院では歯周病菌に効く化膿止め(抗菌剤)を服用し歯周病菌の数を減らした後、その状態を維持するための歯磨き剤を使用してもらいます。

■ペリオバスターN 2,100円
ペリオバスター「成分」
精製水;活性イオン水を使用
ヒノキチオール;抗菌力が強く、抗菌範囲も広い
キダチアロエエキス;抗細菌作用、抗潰瘍作用を持つ。
殺菌作用で水虫の白癬菌を死滅させる
ヨモギエキス;止血、抗菌、消炎、鎮痛作用がある
にんじんエキス;代謝促進作用、血行促進作用がある
海藻エキス;血圧降下作用、育毛効果などがある

以上のように、天然の成分から抽出されたエキスを熟成し、除菌、抗菌などを目的に開発された製品です。
天然成分エキスによって、大腸菌や真菌(カビ)などに優れた抗菌力を持ち、安全性があります。
歯周病で、歯茎が赤く腫れている方や、汚れがつきやすい構造のもの;ブリッヂなどが入っている方などにお勧めです。

■ぺリオバスタージェルタイプ 2,500円
ジェルは歯ブラシにつけて使用します。ジェルの方が歯につきやすく、その場にとどまってくれます。
ただ、磨くのが苦手なかたは、歯ブラシが届かない部分に行きづらいのでお勧めしません。
よく磨き残しがあると言われるかたや、磨きづらい部分が多いかたには、液体タイプで浸透させる方をお勧めいたします。

●プラーク、歯石を取ってしまえば治る?
2ヶ月毎にメインテナンスをうけると歯周病の再発が起きにくいというデータが出ています。
当院では衛生士によるクリーニングを実施しております。
 歯周ポケット内のプラーク、歯石の徹底除去
 歯面研磨
 フッ素塗布
 口腔衛生指導

●インプラント(人工歯根)も歯周炎になる?
 →インプラント歯周炎になります

同様にメインテナンスが重要です。
インプラント用の器具を使用してクリーニングをします。

→インプラントについて

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