診療案内 Treatment

インプラント

インプラントとは、失った歯のあとに人工歯根を顎の骨に埋め込み、歯を復元する治療法です。
当院では、安心・安全を第一に考えるインプラント治療を行なっています。

インプラント手術について

当院では、安心・安全を第一に考え、CT撮影による手術プランニング、サージカルガイドを用いたインプラント治療を行っております。
また、滅菌手袋、滅菌スリープ(削る機械の管を覆うカバー)、滅菌覆布(手術器具を乗せる台や、患者さんのお顔にかけます)を使用し、滅菌手袋で触るすべての箇所に滅菌バリアフィルムを貼ります。

CT外観写真・サージカルガイド

インプラント治療の流れ

①診査・診断

かみ合わせ、残っている歯、歯茎の状態など、口腔内全体を診査し、CT撮影により副鼻腔、骨の中にある大きな神経との関係、骨の厚みなどを診査・診断します。

CTデータ解析手術プランニング

②治療方法・計画の説明

手術プランニング、治療のスケジュールおよび費用、手術方法、リスク、合併症、インプラントを長持ちさせるポイントなどを説明します。

③インプラント埋入術

当院ではバイコンインプラントを使用しております。
※参考:Bicon Japan

インプラント:滅菌用具
  • 一次手術 ¥220,000~(税込¥242,000~)
    チタン製のインプラント体(人工歯根)を顎の骨の中に埋め込む手術です。
    手術後、一か月毎に診査をし、インプラント体と骨が結合するまでおよそ3~4カ月ほど待ちます。
  • 二次手術 ¥50,000(税込¥55,000)
    インプラント体と骨が結合後、インプラント体に土台を取り付けます。
  • かぶせ物装着
    歯茎が落ち着いてからかぶせ物の型取りをします。
    かぶせ物の種類によって価格が異なります。
    (※インプラント手術後の方はジルコニア価格が¥80,000(税込¥88,000)になります。)

一次、二次手術とも、細菌感染しないように滅菌レベルを上げ、細心の注意を払い、責任を持って行っております。
手術の詳しい話や、疑問点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。ご説明させていただきます。

インプラント後のメンテナンス

手術して骨に植えたインプラントがだめになる最大の原因は歯周病です。当院では手術前に徹底的な歯周病治療管理と、手術後にも定期的なメインテナンスをしております。

メンテナンスの流れ

  1. 歯周ポケット測定:歯周病が進んでいないかチェックをします(※1)
  2. クリーニング、歯ブラシ指導
  3. もし歯周病が進んでいたら→フラップオペ:インプラント体の周りを掻爬
金属製
金属製
プラスチック製
プラスチック製

※1 歯周ポケット測定では、天然歯(ご自分の歯)には金属製(上左写真)を、インプラントにはプラスチック製(上右写真)を使用しています。
クリーニングでは超音波スケーラー(Varios)などを用いて、歯垢、歯石、茶渋などの汚れを落としていきます。ポケット測定と同じく天然歯には金属製(下左写真)を、インプラントにはプラスチック製(下右写真)を使用しています。
プラスチック製を使用することにより、骨と結合しているインプラントにダメージなく検査・治療ができます。

金属製
金属製
プラスチック製
プラスチック製

メンテナンスの間隔

歯周病が進んでいる方は1~2カ月毎、軽度の方は半年毎をお勧めしています。知らず知らずのうちに歯周病が進んでしまい、インプラントを失わないように定期検診をしましょう。
※参考:インプラント手術前の説明書(pdf)インプラント手術問診表(PDF)インプラント後注意事項(pdf)

フッ素無配合のインプラントに安心な歯磨きジェル

インプラント体の材料であるチタンは、金属の中で最も安定し、生体親和性が高いと言われています。しかし、チタン(合金)インプラントは、一般の歯磨き剤に含まれる「低濃度フッ素」によって腐食するというデータがあります。

プラークコントロールが上手くできていない酸性条件下において、フッ素がチタンに対して影響を及ぼすことは知られていますが、溶存酸素濃度についてはあまり注目されていませんでした。

酸化被膜(TiO2)を生成することで安定を保つチタンは、歯周ポケットのような溶存酸素濃度が低い環境においては、酸化被膜(TiO2)の生成が不安定になり、腐食を起こしやすくなります。

インプラントを埋入した患者さんのプラークコントロールが上手くできていないと、インプラント周辺にミュータンス菌などの細菌が繁殖します。それにより酸が産生され、pHが低下し、酸性状態:pH5.0以下の水素イオンが多い状況になります。酸性状態のなか、「フッ素配合歯磨き剤」を使用すると、フッ素イオンが遊離し、口の中の水素イオンと結合します。チタン腐食性の高いフッ化水素が生成され、インプラント周囲の溝の中で、チタンインプラントの表面を腐食します。表面が粗くなると、さらにプラークや口腔内細菌が付きやすくなり、お掃除も困難となるため、インプラント周囲炎などの感染症が発生しやすくなります。

以上よりチタン製のインプラント体の腐食と、それに伴う感染症の発生を防ぐためには、フッ素が配合されておらず、殺菌効果が高い歯磨き剤を選択することが好ましいと考えられます。
当院では薬用ペリオバスターNまたはジェル(やくそうの島 天草社)、バイオリペアpro(大信貿易株式会社)の使用をお勧めしております。

インプラントをご検討されている方へ

インプラントであれば、ストレスなく食事も美味しくいただけます。
入れ歯が噛めないとお悩みの方や、失った歯をどうしようか迷われている方も、お気軽にご相談ください。
インプラント治療について詳しくご説明させていただきます。

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