こんにちは。
この土日に教育研修会に参加いたしました。所属学会である日本口腔外科学会、日本顎顔面インプラント学会および日本歯科放射線学会、日本臨床口腔病理学会の4学会合同研修会です。
テーマは「がん治療に求められる最新基礎知識」。がんの発生要因と予防、病理診断の必要性、放射線治療、薬物療法などについて、各専門の諸先生がたに貴重な講義をしていただきました。なかでも痛みの緩和ケア、がん治療と倫理のお話には、忘れてはいけないことがたくさん盛り込まれていました。
患者さん対医師は人間対人間であり、信頼関係が樹立されていてこその医療である。「医の心」すなわち、患者さんへの共感、いたわりの心、尽くす心、説明と同意を得る心を持つことが必要である。
大学病院を離れ、開院した今ではがんの治療に携わることはほとんどありません。しかし、日々の歯科診療の中で、患者さんの生活背景、希望をよく話し合い、お互いに理解をし、個々の患者さんのQOLを考えていかなくてはと改めて強く思いました。